最近読んだ本から


【快癒力】

篠原佳年著
サンマーク出版 (1600円) 「はじめに」から

病気にとらわれ、病気を気にしていては、いつまでたっても病気は治りません。
またそれと同じように、たえず健康を気にして、病気にならないように
健康食品を試したり、食事に気を使い過ぎているような人は、残念ながら
病気になるのです。健康な人はふだんの食事を滋養だ、栄養だなどと思つて
食べてはいません。ただ単純に「食べたい」「おいしい」で食べているのです。
それでいいのです。
病気を気にしない、健康を気にしないーーこれが人生を楽しく生きるコツです。
医者になりたての頃の私は、診療技術を高めて病名をつけられれば、
どんな病気でも治せると信じていました。
病気が治らないのは自分が未熟なせいだーーと。
しかし、さまざまな体験を経たいまでは違います。
患者さんの思い、イメージというものが病気に大きくかかわっているのを
知つたのです。人間はみなイメージした人生を歩んでいる。病気もまたしかりです。
いちばんの病気は、健康にしがみつき、病気を恐れていることかもしれません。
病気治しからはじめた私の旅も、いつしか自分探しの旅に変わっていました。
人はだれしも、自分という人生のドラマを演ずるために生まれてきたに違いありません。
病気は自分を知る熱きメッセージであり、死を通してかぎりある生を学んでいることも
知りました。 人生そのものもまた、あなたへの熱きメッセージであることに気づいて
いただけたら、望外の喜びです。

《目次》から
「医者や薬では病気は治らない
「病気をつくることにエネルギーを使うな
「やっかいな病気の原因は過去にある
「いまが不満足なら将来も不満足
「自分らしさを失わないことがコツ
「意識は時空や肉体を越えて伝わる
「思うことも思わないことも実現する
「とにかくいま、好ましい想像をしなさい
「病気になったほうが都合のいい人もいる  
「治らない病気は開き直つたほうがいい
「忙しければ病気を気にする暇がない
「病気は自分を捨てるよいきっかけになる
「自分を振り返るチャンスがある
「なぜ失つたものばかりに目を向けるのか
「本当に人間は進歩してきたのか
「大切なものほど価値を認めなくなった
「いま悲しい人は地獄、楽しい人は天国  


ホームページに戻ります。