安易に歯を削らない(特に噛み合わせの悪い人は)
Nさん:
> 一昨年体調を崩したきっかけで上の奥歯が痛み出し、近くの歯医者に駆け込ん
> だところ、先生から歯槽膿漏のかなり進んだ状態と診断されました。痛んだ歯はす
> ぐに抜かなければならないということで、多少の躊躇はあったものの、先生の丁寧
> な説明もあり、抜くことに同意、上の奥歯1本が抜かれました。ブリッジをかけるこ
> とで治療が終わり、以前と変わらない歯が再生されたような心もちになりました。
> ところがその後、反対側の奥歯が痛み出し、これも抜かなければということでまた
> 1本そして昨年始めにも下の前歯をぬきました。さすがに前歯を抜いてブリッジに
> したところは違和感を感じはじめました。
> そして昨年の年末、上の前歯がぐらぐらしたということで一揆に3本が抜かれてし
> まいました。しかも抜かれた後は入れ歯ということになり、43歳にしておじいさん
に
> なったような気分です。驚いたのですがこの入れ歯というのはたい
> へん使いにくく、しばらくは発音にも支障をきたしたほどです。
> わずか1年ばかりの間に6本も歯を抜かれてしまい、この状態であれば総入れ歯
> も時間の問題という気がします。
> それに入れ歯にしてからというもの、口の中に口内炎が毎日のようにできるように
> なり、胃腸の調子も悪くなって年末はさんざんな目にあいました。体調が悪くなった
> ことと歯の治療が関係していると断言はできないのですが、どうもいきなり歯を抜い
> てしまったことと何か関係があるような気がしてなりません。
> 今振り返れば、上の前歯など、ぐらぐらするといっても痛みもそれほどあったわけで
> はありません。最近は塩を歯茎につけてブラッシングすることを試み始めたところ歯
> 茎がひきしまってぐらぐらが止まってきた歯も出てきました。
> 何かいままでの治療に非常に疑問を抱くようになりました。
> 近々、そちらに伺って治療をしていただこうと思うのですが
> いかがでしょうか。
> どうかよろしくお願いします。
ある患者さんの例
早速のファックスによるお返事有難うございました。先生のお
っしゃる通り、実は1年前に、矯正による噛み合わせのとんで
もないトラブルがあり、それが治まりかけた頃に、削られたの
です。本当に身体がだんだんとおかしくなってきて、なんだか
、出口のないトンネルに入り込んでしまったような恐さを朝お
きるたび感じます。以前のような健康な身体に、戻りたいと強
く思います。先生のファックスを参考にさせて頂きます。有り
難うございました。