本当の無痛治療

自然歯科診療所HP

東京医科歯科大学名誉教授・窪田先生のメッセージ

最近よく無痛治療と言う言葉を聞きますが
多くは、ただ麻酔をして痛みを感じ無くさせると言うレベルの様です。
本当の無痛治療とは麻酔その他で誤魔化すことなく
体の、歯の声を聞きながら、体が歯が嫌がる事をする事無く、
無痛的に処置を行う、命に優しい治療の事だと思います。


歯を削って痛いと言う事は
「それ以上削ると駄目に成っちゃうよ」と言う歯の命の叫び声です。
麻酔で歯を黙らせればいくらでも削れます。歯を殺す事など簡単な事です。

歯医者にとって歯を殺してしまえば幾らでも歯を削る事が出来、
その後の処置を歯医者に都合の良い様に効率的に進める事が出来ます。
神経を取れば神経の管に膿を持つ様に成るかも知れません。
神経を取れば枯れ木と同じで歯がもろく折れやすくなります。
被せる為に大きく削れば自分の歯はどんどん無くなります。
被せれば自然の歯と固さが違う為、今度は骨が減り歯周病に成ります。
入れたものに噛み合わせの不調和があれば相対する歯が駄目になったり
噛み合わせが不安定になり歯も体も時間を掛けて駄目になります。

歯科治療は歯の、体の気持ちに耳を傾けながら
掛け替えのない歯を大切にし、体のバランスを崩さない様に
慎重に行う事が必要です。

●本当の無痛治療例1:
先日当院にお見えの奥さん、歯が痛くて湿布薬を貼りながらお出でに成りました。
当院では歯の気持ちを聴きながら本当の意味での無痛治療を行い、神経を取る事もなく
歯を生かし、虫歯の穴を塞ぎ治療を無事終えました。麻酔もせず、薬も出さず
痛みが治まり、予定していた旅行にも行ってくる事が出来ました。
不思議だ、不思議だと言いながら全ての歯の治療を終えられました。

●本当の無痛治療例2:
?日:
突然の歯痛に襲われ苦心しています。
重症らしく、不本意ながらも痛み止めを服用しましたが効きません。
原因はよくわかっています。私は相変わらずの出張三昧で地元に
居るときも帰りは遅い。
この歯痛も生活態度を見直すには良いきっかけですが、見直す
余裕を与えてくれない程の状態ですので早いうちに
診ていただきたいと思っています。
?日;
先日は診察していただきありがとうございました。その後
私のほうはすこぶる調子がよく、
まるで魔法にかかったような心境です。

歯は生きている
虫歯・歯周病の原因を絶つ
歯科医療は最小限に慎重に

●参考:
破壊者(歯科医者・墓医者)の話
こんな事が実際に有ったそうです。
「歯石取りに近所の歯科にふと行った所、
上側前歯4本の治療痕(10数年前治療)が変色して
虫歯になっているようなので治療しましょう。
前歯は神経まで近いので神経に達していれば神経をとりますと
あっさり言われました。まだ痛みもないし、神経を抜くと
歯が脆くなるから痛くなってからじゃだめかと質問すると、
それでもよいが虫歯が進行してからだと大きく削って
差し歯になるかもとの回答(少し機嫌悪そうな雰囲気)。
とりあえず、前歯の隣を1本削って診てもらったところ
神経まで達しているということで神経を抜かれました。
昨日、某大学病院に行き診察と治療をして頂きました。
診断科の先生にこれまでの経緯を説明し、問題の歯科医に
今度神経を抜く事になるからと言われた前歯2本について診て頂きましたが、
見た目もレントゲンを見ても全く問題ないと言われました。
診断科の先生も絶句された様子で、言葉にはされませんでしたが
既に神経を1本取ってしまった歯も神経を抜く前に来てくれたら
という気持ちがありありと伝わってきました。
予想はしていましたが悔しさで一杯です。」

日本の保険制度は、歯の神経を残せる場合でも神経を取った方が
取らない治療の10倍近い保険点数(収入)があるのです。


歯の100ミクロンの当たりで不整脈、無呼吸、アドレナリンの増加
等が起こる